脂質異常症
Chainon clinique(シェノンクリニック)は、中目黒駅から徒歩8分。循環器内科・内科の診療を行っております。当院では、患者さん一人ひとりの生活習慣や背景を丁寧に伺い、日本内科学会認定医、日本循環器学会循環器専門医、心血管インターベンション治療学会認定医としての専門知識を活かして、最適な治療をご提案いたします。特に、脂質異常症は、心臓病や脳卒中といった重大な病気につながる可能性があるため、早期発見・早期治療が大切です。当院では、基本的な検査を当日中に結果説明することで、患者さんの不安を軽減し、迅速な治療開始をサポートいたします。オンライン予約やキャッシュレス決済にも対応しており、お忙しい方でも安心して通院いただけます。
脂質異常症の症状について
脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪の値が異常に高い状態を指します。自覚症状がないことが多いため、健康診断などで指摘されて初めて気づく方も少なくありません。しかし、放置すると動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
脂質異常症の種類によって、現れやすい症状が若干異なります。
高LDLコレステロール血症
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い状態です。自覚症状はほとんどありませんが、血管の内壁にコレステロールが蓄積し、動脈硬化を進行させます。
低HDLコレステロール血症
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い状態です。HDLコレステロールは、血管壁に付着したコレステロールを回収する役割があるため、低い状態が続くと動脈硬化のリスクが高まります。こちらも自覚症状はほとんどありません。
高トリグリセライド血症
トリグリセライド(中性脂肪)が高い状態です。こちらも自覚症状は少ないですが、他の脂質異常症と合併すると、動脈硬化のリスクがさらに高まります。また、重症化すると急性膵炎を引き起こすことがあります。
脂質異常症の原因について
脂質異常症の原因は、大きく分けて「生活習慣」と「遺伝」の2つがあります。
生活習慣
- 食生活・・高カロリーな食事、飽和脂肪酸やコレステロールの多い食事、食物繊維の不足などが、脂質異常症の原因となります。
- 運動不足・・運動不足は、HDLコレステロールを低下させ、トリグリセライドを上昇させる原因となります。
- 喫煙・・喫煙は、LDLコレステロールを増加させ、HDLコレステロールを低下させます。
- 過度の飲酒・・過度の飲酒は、トリグリセライドを上昇させる原因となります。
- ストレス・・慢性的なストレスは、ホルモンバランスを崩し、脂質代謝に影響を与えることがあります。
遺伝
体質的にコレステロールやトリグリセライドが高くなりやすい遺伝子を持っている場合、生活習慣に気をつけていても脂質異常症を発症することがあります。家族性高コレステロール血症などが代表的な例です。
その他の原因
甲状腺機能低下症や糖尿病、腎臓病などの病気が原因で、脂質異常症を発症することもあります。また、一部の薬剤(利尿薬、β遮断薬、経口避妊薬など)も、脂質の値に影響を与えることがあります。
脂質異常症の病気の種類について
脂質異常症は、異常を示す脂質の種類によって、いくつかの種類に分類されます。
- 高LDLコレステロール血症・・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が高い
- 低HDLコレステロール血症・・HDLコレステロール(善玉コレステロール)値が低い
- 高トリグリセライド血症・・トリグリセライド(中性脂肪)値が高い
- 複合型脂質異常症・・複数の脂質の値に異常が見られる
どの種類の脂質異常症であるかによって、治療方針が異なります。
脂質異常症の治療法について
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心となります。
生活習慣の改善
- 食生活の改善・・バランスの取れた食事を心がけ、高カロリーな食事、飽和脂肪酸やコレステロールの多い食事を避けましょう。食物繊維を積極的に摂取することも大切です。
- 適度な運動・・ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を、1日30分以上、週3回以上行うのが理想的です。
- 禁煙・・喫煙は、脂質異常症を悪化させる大きな原因となります。禁煙外来などを利用して、禁煙にチャレンジしましょう。
- 節酒・・アルコールの過剰摂取は、トリグリセライドを上昇させます。適量を守るようにしましょう。
- ストレスの軽減・・ストレスをため込まないように、趣味やリラックスできる時間を持つように心がけましょう。
薬物療法
生活習慣の改善だけでは脂質の値が改善しない場合、薬物療法を行います。代表的な薬剤としては、以下のものがあります。
- スタチン・・LDLコレステロールを下げる効果があります。
- フィブラート・・トリグリセライドを下げる効果があります。
- エゼチミブ・・コレステロールの吸収を抑える効果があります。
- EPA製剤・・トリグリセライドを下げる効果があります。
薬物療法を行う際は、副作用についても医師から十分な説明を受け、納得した上で治療を開始するようにしましょう。
その他の治療法
重症の家族性高コレステロール血症の方には、LDLアフェレシスという治療法が行われることがあります。これは、血液中のLDLコレステロールを直接取り除く治療法です。
脂質異常症についてのよくある質問
Q1. 脂質異常症は治りますか?
A1. 脂質異常症は、生活習慣の改善や薬物療法によって、脂質の値が正常範囲内にコントロールできれば、健康な人と変わらない生活を送ることができます。しかし、治療を中断すると、再び脂質の値が悪化する可能性があるため、継続的な治療が必要です。
Q2. 薬は一生飲み続けなければならないのですか?
A2. 生活習慣の改善だけで脂質の値が正常範囲内にコントロールできるようになった場合は、薬を減量したり、中止したりできる可能性があります。ただし、自己判断で薬を中止するのは危険ですので、必ず医師に相談してください。
Q3. どんな食事に気をつければ良いですか?
A3. コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品(肉の脂身、バター、生クリームなど)を控え、野菜や果物、魚、大豆製品などを積極的に摂るようにしましょう。また、食物繊維を多く含む食品(海藻、きのこ、野菜など)も積極的に摂取しましょう。
院長より
脂質異常症は、自覚症状がないまま進行し、ある日突然、心臓病や脳卒中といった重大な病気を引き起こす可能性があります。しかし、早期に発見し、適切な治療を行えば、そのリスクを大幅に減らすことができます。当院では、患者さん一人ひとりの生活習慣や背景を丁寧に伺い、最適な治療法をご提案いたします。ご不安なことや疑問点など、どんなことでもお気軽にご相談ください。中目黒の皆様の健康をサポートできるよう、スタッフ一同、親身になって診療にあたります。
