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心不全

心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、全身に必要な血液を十分に送り出せなくなる状態を指します。息切れやむくみといった症状が現れ、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。しかし、心不全は決して「心臓が完全に止まってしまう」病気ではありません。適切な治療と生活習慣の改善によって、症状をコントロールし、QOL(生活の質)を維持することが可能です。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせたきめ細やかな診療を提供し、心不全との上手な付き合い方をサポートいたします。中目黒駅から徒歩8分、お気軽にご相談ください。

心不全の症状について

心不全の主な症状は、以下の通りです。

  • 息切れ:初期には、坂道や階段を上るときに息切れを感じることが多いです。進行すると、安静時や夜間にも息苦しさを感じることがあります。
  • むくみ:足や足首、お腹などにむくみが出ることがあります。これは、心臓から十分な血液が送り出されず、体内の水分バランスが崩れるために起こります。
  • 倦怠感:全身に十分な血液が供給されないため、疲れやすさやだるさを感じることがあります。
  • 動悸:心臓が正常に機能しようと、通常よりも強く拍動することがあります。
  • 咳:肺に水分が溜まることで、咳が出ることがあります。特に、横になると咳が出やすくなることがあります。

これらの症状は、心不全の程度や原因によって異なります。気になる症状があれば、早めに循環器内科を受診しましょう。

心不全の原因について

心不全の原因は多岐にわたりますが、主なものとしては以下のものが挙げられます。

  • 高血圧:長期間の高血圧は、心臓に過剰な負担をかけ、心機能を低下させます。
  • 虚血性心疾患:狭心症や心筋梗塞など、心臓に血液を送る血管が狭くなったり詰まったりする病気は、心臓の筋肉にダメージを与え、心不全の原因となります。
  • 心臓弁膜症:心臓の弁の異常により、血液が逆流したり、弁が開きにくくなったりすると、心臓に負担がかかり、心不全を引き起こします。
  • 心筋症:心臓の筋肉そのものに異常が起こる病気で、心臓の収縮や拡張機能が低下し、心不全の原因となります。
  • 不整脈:心臓のリズムが乱れることで、心臓のポンプ機能が低下し、心不全を引き起こすことがあります。
  • その他:糖尿病、腎臓病、甲状腺疾患なども、心不全のリスクを高める要因となります。

これらの原因となる病気を早期に発見し、適切な治療を行うことが、心不全の予防につながります。

心不全の病気の種類について

心不全は、その原因や状態によって、いくつかの種類に分類されます。

  • 収縮不全:心臓の収縮力が低下し、十分な血液を送り出せなくなる状態です。
  • 拡張不全:心臓の筋肉が硬くなり、十分に拡張できなくなるため、血液を十分に受け入れられなくなる状態です。
  • 急性心不全:急激に心機能が低下し、呼吸困難などの症状が強く現れる状態です。
  • 慢性心不全:徐々に心機能が低下し、症状が慢性的に続く状態です。
  • 左心不全:左心室の機能が低下し、肺に血液が溜まりやすくなる状態です。
  • 右心不全:右心室の機能が低下し、全身に血液が溜まりやすくなる状態です。

これらの分類は、治療方針を決定する上で重要な情報となります。

心不全の治療法について

心不全の治療は、薬物療法、生活習慣の改善、医療機器による治療、手術など、多岐にわたります。患者さんの状態や原因に合わせて、これらの治療法を組み合わせて行います。

薬物療法

心不全の治療に用いられる主な薬としては、以下のものがあります。

  • 利尿薬:体内の余分な水分を排出し、むくみや息切れを軽減します。
  • ACE阻害薬、ARB:血管を広げ、心臓の負担を軽減します。
  • β遮断薬:心臓の負担を軽減し、心臓のリズムを整えます。
  • 強心薬:心臓の収縮力を高め、血液を送り出す力を強めます。
  • ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬:体内の水分バランスを調整し、心臓の負担を軽減します。

これらの薬は、症状を緩和するだけでなく、心不全の進行を遅らせる効果も期待できます。医師の指示に従って、正しく服用することが大切です。

生活習慣の改善

心不全の治療において、生活習慣の改善は非常に重要です。以下の点に注意しましょう。

  • 塩分制限:塩分を摂りすぎると、体内の水分が増え、心臓に負担がかかります。1日の塩分摂取量を6g未満に抑えるように心がけましょう。
  • 水分制限:水分を摂りすぎると、むくみや息切れが悪化することがあります。医師の指示に従って、適切な水分摂取量を守りましょう。
  • 体重管理:体重が増加すると、心臓に負担がかかります。毎日体重を測定し、急激な体重増加に注意しましょう。
  • 適度な運動:医師と相談の上、ウォーキングや軽い体操など、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
  • 禁煙:喫煙は血管を収縮させ、心臓に負担をかけます。禁煙は、心不全の治療において非常に重要です。
  • 飲酒制限:アルコールの過剰摂取は、心臓に負担をかけます。医師の指示に従って、適切な飲酒量を守りましょう。

医療機器による治療

重症の心不全に対しては、医療機器を用いた治療が行われることがあります。

  • 心臓再同期療法(CRT):心臓の左右の収縮のタイミングを調整し、心臓のポンプ機能を改善します。
  • 植え込み型除細動器(ICD):致死的な不整脈が発生した場合に、電気ショックを行い、心臓のリズムを正常に戻します。
  • 補助人工心臓(VAS):心臓のポンプ機能を補助し、全身に血液を送り出す力をサポートします。

手術

心臓弁膜症や虚血性心疾患が原因で心不全を発症した場合は、手術が必要となることがあります。

  • 弁膜症手術:悪くなった弁を修復したり、人工弁に置き換えたりします。
  • 冠動脈バイパス手術:狭くなった血管を迂回する新しい血管を作ることで、心臓への血流を改善します。

よくある質問

Q1. 心不全と診断されました。もう治らないのでしょうか?

A1. 心不全は、完全に治癒することが難しい病気ですが、適切な治療と生活習慣の改善によって、症状をコントロールし、QOL(生活の質)を維持することが可能です。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を作成し、心不全との上手な付き合い方をサポートいたします。

Q2. 心不全の症状が悪化しないためには、どうすれば良いですか?

A2. 塩分制限、水分制限、体重管理、適度な運動、禁煙、飲酒制限など、生活習慣の改善が非常に重要です。また、医師の指示に従って、薬を正しく服用することも大切です。定期的な受診と検査を行い、心不全の状態を把握することも重要です。

Q3. 心不全の治療には、どのくらいの費用がかかりますか?

A3. 治療法や使用する薬によって費用は異なります。保険診療の範囲内で治療を行う場合は、自己負担額は1~3割となります。医療費助成制度を利用できる場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。

院長より

Chainon cliniqueの院長、三宅善順です。当院では、日本内科学会認定医、日本循環器学会循環器専門医、心血管インターベンション治療学会認定医として、長年、循環器疾患の診療に携わってきました。心不全は、患者さんにとって大きな不安や苦痛を伴う病気ですが、適切な治療とサポートによって、症状をコントロールし、充実した生活を送ることが可能です。当院では、患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけています。心不全の治療だけでなく、生活習慣の改善や心のケアにも力を入れ、患者さんが安心して治療を受けられるよう、全力でサポートいたします。息切れやむくみなど、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

当院はオンライン予約やキャッシュレス決済にも対応しており、お忙しい方でも受診しやすい環境を整えています。また、デジスマ診療アプリをご利用いただくと、キャッシュレス決済が可能です。基本的な検査(胸部レントゲン、心電図、採血、心エコー)は当日中に結果説明を行っております。お気軽にご来院ください。

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